愛知県立大学

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外国語学部School of Foreign Studies

異なる言語と文化がわかること。それは、予測困難な時代を共に生きる力。

みなさんは、モダンやポストモダンという言葉を聞いたことがあるでしょうか。モダンの時代(近代)には、封建制が解体され、資本主義と民主主義を基本原理とする市民社会が築かれました。20世紀の中葉以降、資本主義と社会主義の二大陣営が対峙する世界が出現し、そののちには、規制なき資本主義のもとでグローバル化が進行しています。また思想?文化の面では、ポストモダン(脱近代)に入ったといわれます。では、私たちが生きる今の時代をどう捉えたらよいのでしょうか。地球温暖化、原発事故、新型ウイルスのパンデミック、戦争による国際政治経済の不安定化など、現代の課題は多岐にわたります。それらの問題が行き着く結果について確かなことがわからないまま、私たちは、地域社会と地球社会の状況変化を正しく読み取り、多様な価値観や主張が共存する社会の健全な発展をめざして力を合わせなければなりません。本学外国語学部は、異なる言語や文化を深く理解し、人と人とをヨコで繋いで協同できる人材を育成します。

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学部長あいさつ

外国語学部は、国立2大学、公立3大学、そして数十に及ぶ私立大学に置かれている(2024年3月現在)、日本では歴史ある学部の一つです。外国語学部の存立基盤は、多様な外国語を対象とする専門的な教育研究にあります。高度な外国語運用能力を有する職業人や教養人を送り出すことは、以前から変わらぬ外国語学部の基本的な教育目標です。また、各言語圏の文化?社会に対する深い理解を得るために、多くの学問分野に跨るリベラルアーツ的なアプローチ方法を採用することも、外国語学部の大きな特徴といえるでしょう。

世界の文化?社会の多様性を知り、異なる価値観の間を繋ぐには、英語はもちろんのこと、他の外国語を運用できることが大きな意味をもちます。言語は、コミュニケーションの道具であると同時に、コミュニケーションの中身や背景を表すものでもあるからです。みなさんなら、いずれの外国語を選択しますか。

2023年度からスタートした外国語学部の教育プログラムでは、英語?フランス語?スペイン語?ドイツ語?中国語にポルトガル語が加わり、専攻言語が6言語となったことで、学修の縦軸にあたる外国語教育の充実がはかられました。また同時に、横軸をなす学問的なアプローチの面では、学生による自由な専門性形成を支援する学部共通専門科目の仕組みを導入しています。また、今日地域社会がますます多様化?多言語化しているという認識の下、公立大学では最も多くの専攻言語を有する本学外国語学部の強みをいかし、3~4年次の専門コースである多言語社会課程を設置しています。

言語を切り口として、自由に自分の関心分野を深められることは、外国語学部の大きな特徴であり、みなさんは世界の主要言語を対象とした専門外国語教育にアクセスすることができ、人文?社会科学の幅広い知見に学びながら、自分の専門性を築くこともできます。また、海外協定大学との交換留学制度を利用するなどの方法により、自分とは異なる様々な言語圏?文化圏に身を置き、その言語や文化だけでなく、多くのことを吸収できる、そんな可能性がみなさんには広がっています。

本学外国語学部は、地域の国際化?グローバル化の著しい愛知県に所在する公立大学としての責務を自覚し、多様化?多言語化する国際社会と地域社会に貢献するグローバルな視野を兼ね備えた人材の育成をめざします。

外国語学部長
中田 晋自

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