愛知県立大学

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ドイツ語圏専攻Division of German Studies

EUで最も母語話者の多いドイツ語の習得 日本と共通する社会的課題の理解 「共生」に貢献できるグローバルな視点

ドイツ連邦共和国は世界第3位の、EUで最大の経済大国であり、日本にとって主要な貿易相手国の一つです。自動車産業をはじめとして、愛知県にとっても経済的に重要なパートナーです。ドイツ語圏と日本との間には、多文化共生、環境保護、エネルギー政策(原発問題)、少子高齢化社会など、共通する課題が多くあります。これらの解決のために、ドイツ語圏の実情について学ぶことはとても意義があるのです。 ドイツ語は、その母語話者が1億人を超え、母語話者数では世界の言語のなかで10位前後であり、EUでは最も母語話者数の多い言語です。ドイツ語の学習者は、いま世界中で1500万人以上います。ドイツ語は、ドイツ語圏の文化?社会を学ぶためにはもちろん、国際的なコミュニケーションにおいても、必要不可欠な言語なのです。ドイツ語圏専攻では、1クラス20名弱でドイツ語の少人数教育を行っています。あなたも、さまなざまな角度からドイツ語圏の文化と社会を学び、グローバルな視点から国際社会?地域社会における「共生」に貢献できるのです。

1~4年で「専攻言語科目」を段階的に履修し、ドイツ語の総合的運用能力を習得します。1、2年の「専攻基礎科目」で自分の目的に合う専門分野を選択し、2~4年の「専門発展科目」でより高度な学修を行います。3年から特定テーマを研究し、卒業論文に結実させます。

将来について

ドイツを学ぶ、ドイツに学ぶ、ドイツで学ぶ

ドイツ連邦共和国は世界で3番目の経済規模を誇る、欧州連合で最大の経済大国です。欧州連合内で果たす役割の大きさは言うまでもなく、国際社会でのプレゼンスも際立っています。日本の輸出入においてドイツはここ数年全体の3%以上を占め、ヨーロッパでは突出した貿易相手国であり、代表的産業が自動車産業であることを考えても、本学の位置する愛知県にとって重要な経済上のパートナーであることは明らかです。

ドイツ語はドイツ連邦共和国だけではなく、オーストリア、スイスなとで使用されており、全体として欧州連合内で最大の使用人口を誇ります。オーストリアやスイスはドイツとはまた違う文化をもち、ドイツとともに日本人に人気の観光地も多く抱えます。

ドイツ語圏といっても多様ですが、ここに見られる移民、エネルギー、環境などのさまざまな現代的問題は、日本と共通するものも多く、また彼の地が先行している分野も多くあります。このため、日本の問題解決の糸口として深く理解される価値があり、また必要があります。

ドイツ語圏専攻では、ドイツ語を深く学び、ドイツ語圏についての知識を蓄積、分析するためのスタッフを揃えています。4年という時間をかけて、落ち着いた環境で自分の関心を深めることができます。また多くの学生が毎年ドイツ語圏で学んでおり、視野を広げることにいそしんでいます。

学科の特色をもっとみる

先輩インタビュー

髙橋 希さん

2022年入学:愛知淑徳高等学校出身

県大を選んだ理由
私はウィーンミュージカルが大好きで、県大にはドイツ語圏の演劇を専門に研究している先生がいらっしゃることが、この大学を選んだ理由です。ドイツ語を学びながら、演劇やミュージカルに対する理解を深めたいという思いから、県大に進学を決めました。

県大の魅力?よいところ
多言語?国際系の授業や、留学の機会が豊富なところです。実際に私も一ヶ月のドイツ短期留学に参加しましたが、そこで見た景色や現地で出会った人々は、今でも忘れられない宝物です。この経験を通じて語学学習への意欲が一層高まり、もっと多くの人と交流したいという思いが強くなりました。

学科?専攻の特徴
文法の授業は少人数制で、一人一人がじっくりとドイツ語に向き合い、学ぶことができます。また語学だけでなく、政治や歴史、文化や文学など幅広い分野を通してドイツへの理解を深められるのが特徴です。

学生生活で一番の思い出、頑張ったこと
ドイツ?ミュンスターへの短期留学です。現地では、ドイツ語や英語を使ってホストマザーやクラスメイト、語学学校の先生と積極的に会話することに全力を注ぎました。また、それまで触れる機会のなかった世界の現状や文化を実際に目で見て感じることで、視野が大きく広がる貴重な経験となりました。

学生生活で身についたと感じていること
限られた時間のなかで物事をやり遂げる力が身についたと感じています。教職課程の履修に加え、部活にも励み、慌ただしい日々でしたが、試行錯誤しながらすべてをやり抜くことができ、粘り強さが養われました。

キャンパスでのおすすめ施設?場所
図書館です。特にフリースペースは、友達と相談しながら作業できたり、ホワイトボードを利用したりできるので、グループ発表の資料作りの際などにたくさん活用しました。

どんな課外活動をしていますか
他大学の管弦楽団に所属しており、年二回の定期演奏会を開催しています。みんなで音楽を作り上げる楽しさを感じながら活動しており、学生自らが運営するため困難もありますが、その分達成感も大きいです。

どんなアルバイトをしていますか
ケーキ屋と鮨屋でそれぞれ一年間、接客のアルバイトをしています。他には、神社で巫女の助勤を務めました。

趣味?特技
ミュージカル鑑賞

卒業後の夢や目標
人の役に立つ仕事に携わり、身の回りで起きていることや世界の実情を伝えることができたらいいなと思っています。特に、国際的な環境で多くの人々と交流し、繋がりを深めながら、社会に貢献できるよう努力したいです。

県大を希望する受験生へのメッセージ
愛知県立大学には、外国語を学ぶための十分な環境が整っており、他学科の学生や留学生との交流を通じて、外国語や海外への関心を後押ししてくれる大学です。そうした思いを持つ学生が多い点も、この大学の魅力の一つです。また、言語系以外の講義も非常に興味深く、実生活のなかで学びが活きる瞬間が多くあります。そうした経験によって自分自身の豊かさが増し、考え方や視野が広がることを実感できるはずです。自分の興味をとことん追求できる場がそろっているので、ぜひその一歩を踏み出してみてください。

津村 菜月さん

2022年入学:名古屋市立名東高等学校出身

県大を選んだ理由
中学生の頃から留学をすることが夢で、貯金のために実家から通える国公立大学を志望していました。英語ともう一つ他の言語を話すことができたら今後の人生が豊かになるだろうなと思い、英語と同じゲルマン系の言語であるドイツ語を学ぶことに決めました。ドイツをイメージした時に、クリスマスマーケットやオクトーバーフェストなどの素敵な文化が思い浮かび、ヨーロッパの中で一番行ってみたい国だなと感じたのも選んだ理由の一つです。

県大の魅力?よいところ
学校の周りは自然に囲まれていて、いるだけで落ち着くような雰囲気に包まれています。また学生数も多くないため、先生方や友達との距離を縮めやすく、留学生とも交流しやすい環境が整えられています。

学科?専攻の特徴
文法や会話の授業などはさらに2クラス?3クラスに分けられるため先生方も丁寧に指導してくださいます。みんな同じスタートラインから学習が始まるので、お互い助け合いながら学ぶことができます。新しいことを毎日学べるためとても充実しています!

学生生活で一番の思い出、頑張ったこと
私は3年生の秋から一年間ドイツのケルン大学に交換留学生として行かせていただきました。初めていくヨーロッパ、ドイツで一から人間関係を築きながら生活をし、本当に毎日が 色濃く充実していました。多文化の街ケルンで様々な価値観や文化に触れ、世界中に友達ができたこの一年は私にとってかけがえのない時間でした。

学生生活で身についたと感じていること
自分自身でよく考え、意見を明確に持つことです。特に留学生活では、留学生や現地に住む大学生、大学院生の方と自分の国や国の制度、そして自分自身について深く話す機会がとても多かったのでより深く考え、意見を持つことの大切さを常に痛感していました。

キャンパスでのおすすめ施設?場所
iCoToBaは留学生や言語を学びたい学生が集まる場所で、県大のネイティブの先生たちと 一対一で英会話の練習を行うことができたり、TOEICや検定などを目的とした特別授業も開講されています!常に学生がいて和気あいあいとした雰囲気で居心地が良いです。

どんな課外活動をしていますか
一年間ドイツのケルン大学で語学のほかに、心理学や教育学、言語学を学びました。現地の学生と同じ授業を受けるので、授業内容を理解するのがとても難しかったですが現地の学生達の学ぶ姿勢とそれに応える先生方の姿勢がとても強く印象に残っています。

どんなアルバイトをしていますか
コーヒーが大好きで、スターバックスでアルバイトをしています!

趣味?特技
音楽を聴くことが大好きです?夏には友達と音楽フェスによく行っています。洋楽も好きで、ドイツにいるときも海外アーティストのライブにいきました。

卒業後の夢や目標
世界中の人たちと関わることのできるお仕事に就くことができたらと考えています。そして、いつかまたドイツで暮らすことが大きな夢の一つです。

県大を希望する受験生へのメッセージ
ドイツ語を学んでいたからこそ出来た経験や思い出、出会えた人たちが国内外にたくさんいます!愛知県立大学は自分の努力次第でどこまででも可能性を広げられる素敵な大学です。高校生の時は一から新しい言語を学ぶことに対して少し不安を感じることもありましたが、英語に加えてもう一つ言語を学ぶことによって可能性がさらに広がり、人生がより豊 かになります!きっと、最高の学生生活が送れるはずです。

成瀬 文美さん

2022年入学:大成高等学校出身

県大を選んだ理由
幼い頃から続けてきたピアノでは、バッハやベートーヴェンなどドイツのクラシック音楽に親しんできました。ドイツへの興味が深まり、ドイツ語を学んで実際に行ってみたいと思うようになり、ドイツ語を充実した環境で学ぶことができる県大を選びました。

県大の魅力?よいところ
豊かな自然に囲まれており、静かな環境で勉強に集中できるところが好きです。また、フランス語圏専攻やスペイン?ポルトガル語圏専攻などの他学科との合同の講義も多く、たくさんの学生と交流できるうえに、多様な国の歴史や時事問題について広く学べるため、自分の視野と知識がどんどん広がっていくのが感じられて非常に楽しいです。

学科?専攻の特徴
新たにドイツ語を習得する中で、初めのうちは勉強に忙しく戸惑うことばかりで大変だと思いますが、少人数体制クラスでの先生方の丁寧な指導や、ドイツ語を学びたいという同じ目標をもつ仲間の存在で、ドイツ語を学ぶことが楽しくなると思います。ドイツ人の先生による会話の講義や作文の講義もあり、ネイティブのドイツ語に触れる機会が多く、より実践的にドイツ語のコミュニケーション力を伸ばすことができます。

学生生活で一番の思い出、頑張ったこと
ドイツの北西部に位置するミュンスター大学に一カ月間留学したことです。毎日一人で街を散策し、道を尋ねたりショッピングしたり、様々なことに挑戦しました。ホストファミリーやドイツ語を学ぶイタリア、トルコの友人との出会い、ハンブルクの港の景色、あまりの美味しさに4回も食べに行ったリンゴのケーキなど、全てが貴重な経験となりました。休日には、友人とオランダを旅行したりベルリンフィルハーモニーを鑑賞し、あちこちを冒険することができました。ホストファミリーと出かけたサッカー観戦では、客席からビールが雨のように降ってきてびしょ濡れになったことも楽しかった思い出の一つです。

学生生活で身についたと感じていること
自主性と計画性です。毎学期ごとにカリキュラムは全て自分で考え作成するため、どのように講義を組んだら卒業単位を取れるのか、というように先を見据えて自分自身で考える力が身につきます。また、講義の課題やテストをこなしていく上で、優先順位を決め効率的に勉強を進めるための計画性も身についたと思います。両者は社会に出てからも求められる能力であり、非常に重要だと感じます。

キャンパスでのおすすめ施設?場所
図書館です。静かに勉強するのはもちろん、友人と会話しながら課題を進められたりするスペースもあり、空きコマや授業終わりによく利用します。

どんなアルバイトをしていますか
塾講師、ホームセンター

趣味?特技
バレーボール?ピアノ

卒業後の夢や目標
商社?メーカー業界に興味があるので、それらの業界でドイツ語や英語を生かせるような仕事に就くことができたらと考えています。

県大を希望する受験生へのメッセージ
外国の文化や社会に興味がある人、外国語を学んでみたい人、県大にぜひ来てほしいです。県大では、留学プログラムや多文化交流の機会が豊富にあり、自分の可能性を広げる挑戦がたくさんできます。共に学ぶ仲間との出会いも、きっと一生の宝物になるはずです。県大で、共に充実した大学生活を送りましょう!

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