国際文化研究科Graduate School of International Cultural Studies
先輩からのメッセージ
M. I. さん
国際文化専攻博士前期課程2022年度入学
地方自治体の中で30年間、ポルトガル語での「外国人相談員」として仕事をしてきました。
通訳者として専門的なトレーニングを積んだ経験もないまま、この仕事に就き、様々な相談を受けて奔走してきたのですが、そろそろ次世代につないでいきたいと思ったその時、自分の仕事は何だったのかを言葉にしてこなかった事に気づきました。そんな時、愛知県立大学大学院が新たに「コミュニティ通訳学コース」を創設することを知り、長期履修制度、オンラインや土曜日の講義を利用すれば、フルタイムの仕事をしていても、大学院生として研究ができるのではないかと、年齢も顧みず飛び込んできました。コミュニティ通訳学の研究を多文化共生社会の実現のために反映させ、社会貢献をしていきたいと考えています。
J. L. さん
国際文化専攻後期課程2023年度入学
国際文化研究科での研究生活というと、「学際的」、「自由」という二つの言葉で纏められます。
私は、妖怪文化に基づく観光に関する課題に取り組んでいます。入学して以来、丁寧な研究指導はもちろん、奨学金申請、学会発表、研究助成申請など、指導教員の先生から多面的な支援を受けています。指導教員以外の先生方とも、大学院の授業と合同ゼミで密接な関係性を築くことができます。こうした繋がりを通して、地理学や人類学など、より広範な視座から研究に対する助言を受けられ、自らの研究領域に縛られない幅広い視野を身につけることができます。
また、自分の研究課題と研究関心が十分に尊重されています。興味のある授業を傍聴できる自由度が高く、これが研究に新たな視点をもたらしています。研究室で普段から院生たちと互いに意見を交わし合い、切磋琢磨しながら研究を行っています。これらの自由闊達で刺激的な議論の中で、新たな見解を認識し、知的好奇心を掻き立てられています。